翻訳こんにゃくケータイ(続)
昨日、翻訳こんにゃくケータイ について書いたが、ユーザーの視点でイメージしてみると、いろいろ疑問がわいてきた。
「音声合成だと、全然違う人の声になってしまうじゃないか!」
ふむ。 しかし、この問題は、音声合成の技術向上で緩和できそうだ。
元の音声から声の成分(フォルマント)を抽出して、合成する声のフォルマントを、それに合わせれば、多少は似た声にすることができるだろう。
「そもそも、翻訳しないと会話できないような相手に国際電話するか?」
うぐっ、それは・・・ (汗)
そ、そうだっ! たしかに、"国際電話"という形での需要は無いかもしれないが、ケータイを同時通訳マシンとして使うという考え方もあるのでは?
電話というよりも、トランシーバー的な使い方で。
ほら、国連会議やサミットなんかで、みんなイヤホンで、同時通訳の音声を聞いてるでしょ。
あんなことが手持ちのケータイで出来れば、海外に行った時に心強い と思いません?
なに? ケータイ代が高い? WiMax や 公衆無線LAN などが普及すれば解決するさ。
・・などと、思いついてみる。
先に技術に想いを巡らせ、後で商品化を考えるパターンである。
ここで、ちょっとだけマーケティングの話を。
マーケティング用語に、
ニーズ(needs)とシーズ(seeds) や、マーケットインとプロダクトアウト
というのがある。
ユーザーの「こんなの作って~」という声に応えた商品が前者。
メーカーの「こんなの作りましたけど~」と提案する商品が後者。
後者のパターンでの企画スタートは、こんな感じ。
「今までにない技術を完成させたぞ!」
「これを使えばイノベーティブな製品ができるはずだ!」
「よし、じゃあ誰に売れるか、考えてみよう!」
こういう商品は、発売したらサッパリという危険性があるが、競合がないだけに、当たれば定番になる可能性も秘めている。
前者の、市場の声に素直に応えた商品は、あれこれ迷わずに素早く作れる反面、競合も多いので、価格競争やブランド力で負けてしまうかもしれない。 (例:iPod 中心の携帯音楽プレイヤー市場)
結局、それらのバランスが大事だ、といったフツーの結論になりがちなのだが、個人 or 黎明期の会社に限って 「技術先行であるべき」と言い切ってみよう。
なぜなら、以前 原石を磨く道具 でも書いたが、アイデアを考える人間(会社)は、世の中にゴマンといるのである。
いいアイデアを考える人間(会社)は、情報感度&サーチ能力も高いので、技術を持っているパートナーを探し出して、アイデアを実現する。
一方、せっかく高い技術を持っている人間(会社)も、それが判りやすい形で世に出てないと、なかなかいいパートナーと巡り会えず、いい商品が出せない。
だから、シーズ(seeds)だろうが、プロダクトアウトだろうが、まずは、自分の持つ技術を形にして世に出すことが重要なのだ。 それ自体がお金にならなくても、その次に繋がるはずだ。
・・・で。私はどうか?
いままで作ってきたものも、世に公開できなくはないのだが、もっと納得できるものを、自信持って出したいので、今作ってるやつも含め、これからは、完成度高いものに仕上げようと思っている。
[あとがき]
何やら言い訳がましい締めくくりですいません。 _o_
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コメント
翻訳するなら宇宙語までいきましょう。(^^;)
それなら、スタートレックの宇宙翻訳機。
こちらは「知的生命体同士の脳波を分析、共通の概念を検知し、言語に変換するシステム。
左胸につけているコミュニケータにもこの機能がそなわっています。」だそうです。
あっ、そうだ。「エスペラント」っていう手もありますね。
投稿 gilliegilly | 2005.04.24 00:04
あはは。おもしろいですね。
しかし、そこまで脳波を完璧に分析できるのなら、言語に変換しなくても、相手の脳に直接思考を伝えることもできそうですが。(笑)
エスペラントで書かれた文ってどんなんだろ?って思ったら、エスペラントで書かれたエスペラントの説明が。
さすが Wikipedia!
http://eo.wikipedia.org/wiki/Esperanto
投稿 シミー | 2005.04.24 00:53
そこまでいけば、鍛錬積んでESPだぁぁぁ!
投稿 aokie | 2005.04.24 01:33
むむっ? 鍛錬積んで・・・とな。
"鍛錬"って名前のチップを搭載するのか。
名前から察するに、最近 "龍芯2号"(PentiumIII相当)を開発した中国製だろう。
・・って、本気で思って、ググってしまいました。(恥)
まずは、日本語を鍛錬する必要がありそうです。
投稿 シミー | 2005.04.24 02:05
翻訳こんにゃく携帯、IP対応のFOMAでいかがでしょう?
会議室に入ったら同時通訳の端末として使えるって感じで。
どうすか?
投稿 ステップアップ | 2005.04.26 11:36
・・・そうか。 そうすね!
それなら、音声認識→翻訳→音声合成 はサーバー側でやってしまえばいいのか。
無線LAN対応 FOMA の企業導入パックに、この仕組みをオプションで提案すれば、
興味を示す企業はありそうですね。
あと、企業内だけでなく、インターナショナルなホテルにも需要がありそうです。
海外行くと、フロントに話が通じなくて困ることが結構ありますから、端末の
貸し出しサービスってことで。
おぉー面白い!
投稿 シミー | 2005.04.26 15:04