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2005.05.01

デバイスタイル

devicestyle左の写真の トースター。 ヘアラインのアルミボディーで、(コストはかかるはずだが) とても効果的に製品の質感が高められている。
しゃれた外観だけでなく、パンの厚さに合わせてヒーターの位置が調節できるといった、おいしくパンを焼くための、こだわり技術が凝縮されている。

これは以前、「感性で生み出されるもの」でも書いたが、デバイスタイル(deveiceSTYLE) という元ケンウッド企画部長が作ったメーカーの製品だ。

私は以前から、起業するなら、最初はソフトウェア開発からスタートしても、いつかはハードウェア開発、「モノづくり」をやりたい と思っている。

どんなに良く出来たソフトウェアでも、なかなか「愛着」を持つまではいかないが、ハードウェアには、(所有感というのだろうか) それを持っているだけで 人を幸せにさせるチカラ があると思うからだ。

しかし、モノづくり には、莫大な 人・もの・カネ がかかる。 ちょっと想像するだけでも、目まいしそうになる。 結局、夢なのかな、と どこかで感じてしまっていた。

デバイスタイルの社員は 12人。 それで、どうやって製品を作ってるのだろう?と、前から興味があったのだが、実は、社内では マーケティングと販売だけを行い、デザイン・設計・生産・物流・アフターサービス はアウトソーシング、ということだそうだ。

「いろんな国の得意分野を生かして、モノづくりを協業すればいい」という考え。
これは、言うのは簡単だが、実際には その流れは、密接なコミュニケーションが不可欠で、それを 12人のスタッフでコントロールしているのは、すごいと思う。 しかも創業時は、社長の鈴木氏、営業マン1人、宣伝担当1人 の3人というから驚きだ。 こんなメーカー、他にはない。

あと、カネ。
もう何年も前だが、シリコンバレーアドベンチャー と、社長失格 という本を読んだ。
 「アイデア → 起業 → 人集め → 資金集め → 事業開始 → 資金繰り悪化 → 倒産」
という話の流れは似てるいが、前者はアメリカ流:VC主体の資金集めに対して、後者は日本流:個人保証つきの銀行融資がメイン、というところが違う。

借金が怖くて起業できるかっと言う人もいるだろうが、私には、それは家族巻き添えのギャンブルにしか思えなかった。
ギャンブルは無くなってもいいお金の範囲内でやる、という私なりのルールがある。 だから、株も為替もその範囲内でしかやらないし、ソフトウェア開発で稼いだお金で、ハードウェア開発に取りかかるつもりだった。

デバイスタイルの鈴木社長は、ケンウッド時代の仕事を通じて知り合った知人である、香港 家電メーカーのオーナーに、エンジェル(個人投資家)になってもらって、自己資金ゼロ、個人保証も担保も無しで創業することに成功している。 日本のベンチャーとしては稀なケースだ。

こんなやり方も可能なんだなぁ。。。
理想論ではなく、本当に実現してしまっているのを見ると、とても勇気づけられる。

[あとがき]
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