「内職」といえば、簡単な作業で、封筒を作ったり、部品組み立てて 1個 50銭、てな感じの仕事です。 報酬は安いですけど、なんといっても家で出来るので、今でも密かな人気があるようです。
しかし今後、パソコンを使ったデジタル内職が、流行るかもしれません。
というのも、Amazon が、コンピュータに向かない処理を人力で解決するサービスを開始したからです。
"コンピュータに向かない処理"ってなんじゃい?ってとこですが、例として、たくさんあるレストランの画像から電話帳に載せるのに最適な写真を選ぶ作業、とか、写真に写ってる人物が男か女かを見分ける作業、とか。
たしかに、コンピュータにとっては判別しにくいものでも、人間がやれば一瞬なことはあります。 ひとつのタスク(仕事)につき、3~5セント(3~5円)ということですが、結構楽しみながら出来そうですね。
Amazon の持つ豊富なデータベースと組み合わせれば、いろんなサービスが考えられるので、それだけ多くの内職の仕事もあるでしょう。
さて。
コンピュータの性能向上と、人間の脳の話になると、私がまず思い出してしまうのは、コンピュータチェスや、コンピュータ将棋です。
何年か前、チェス専用コンピューター Deep Blue が チェス世界チャンピオン カスパロフ氏を破った対戦は、まだ記憶に新しいです。
このとき、ついにコンピュータが人間を超えた!と騒がれたものですが、コンピュータ将棋は、現在の最強アルゴリズムであっても、まだまだプロ棋士に敵いません。
なぜでしょうか?
コンピュータにとって、ありとあらゆる手順を洗い出すのは、人間より得意なハズなのに。
それは、評価・選別が必要だからです。
プロ棋士は、一瞬にして 10数手先まで読みますが、それは、全ての手順を考えるのでなく、無数の枝分かれの中から、最適な数手に絞っているのです。 知識・経験・勘・相手の癖・雰囲気 などの情報を加味しながら。
そういった、あいまいな評価・選別というのは、コンピュータには向いてないのです。
それでも近年、そういった人間味のある思考をアルゴリズムに持たせる研究も進んでいて、コンピュータ将棋選手権に登場するアルゴリズムも、どんどんレベルアップしてるようで、なかなか興味深いです。
将棋連盟が、プロ棋士は 許可無くコンピュータ将棋することを禁ず というお触れを出すほど、強さのレベルが接近してきているのです。
いつか(私が生きている間に)、コンピュータ将棋が、名人を打ち負かす日が来るのでしょうか?
見てみたいような、そんな日は来て欲しくないような…
コンピュータ将棋の本 (Amazon)
そんなことを考えながら、松原教授の書いた コンピュータ将棋の書籍などを、読み返しています。 読書の秋(?)、みなさんもどうですか?
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