過ぎし日の3秒ルール
「床に落ちた食べ物に病原菌が付着するのに5秒以上かかる」ことが判明したそうで。
まぁ結局のところ、落とす場所によっては3秒以内でもダメで、大丈夫なところは10秒以上でもOKという結論のようですが。
3秒ルールといえば、小学生の頃、友達とプールに行った時のことを思い出します。
みんなで "たいやき" を買ったのですが、はしゃいで走ったために、私のたいやきが手からスッポ抜けて、運悪くプールサイドの排水口に ボチャッと落ちてしまいました。
1秒も経たないうちに拾い上げましたが、シッポリと塗れた"たいやき"の姿は、3秒ルールなど無関係に、ビジュアル的にNGでした。
みんなは「アホやなぁ」と笑いつつ、おいしそうに食べています。
小学生なので、買いなおす経済的余裕はありません。
悩んだ末、私は「さ、3秒ルールやから、大丈夫じゃ!」と言って食べてしまったのですが、(躊躇したり食べてる間に10秒以上も経ってるのは大丈夫なのか…?) と疑問にも思いました。
そして月日は流れ、大学で生物学を専攻するようになり、私の中の3秒ルールも、やや専門性を帯びました。
所詮、この世は雑菌だらけだ。 食べ物を落とそうが落とすまいが、常に体の中に雑菌は入ってきている。 人間の体は、それに耐えるように出来ているのだ。
落とした食べ物を食べてはいけない、というのは、雑菌がどうこうよりも、人としてのマナーの問題である。 したがって、実は3秒ルールというのは、3秒以内なら他人に見つからずに食える(かもよ)、という意味に解釈できる。
かつて私自身、落ちた たいやきを拾って、「3秒ルールだからOK!」と大声で宣言しながら食ったことがあったが、それは、必殺技を叫びながら敵に攻撃を仕掛けるヒーローのようなものだ。
真の戦いでは、敵に気取られることなく、無言で技を仕掛けなければいけないのだ…
というわけで、落としたことが周囲の人にバレたら、たとえ1秒でもアウト。 バレる前に3秒以内で拾って食う。
これが、私の中の3秒ルールです。 (いまのところ)
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