« PS3 ver1.11 | トップページ | ドムの髭剃り »

2006.11.29

人のための技術

Honeyccdわけあって、CCD / CMOS イメージセンサについておさらいしてます。

例えば、富士写真フィルムが開発したスーパーCCDハニカムの仕組みは、8角形のセンサがハチの巣状に置かれてることが知られてますが、その理由など。

CCD主流のインターライントランスファー方式に比べて、電荷をバケツリレーさせる領域を狭く、受光する領域を広くできるとか。 フツーにタテヨコ格子状に並べるのに比べて、タテ・ヨコの受光素子間の距離が 0.71倍で近くなるとか。

いやぁ… 知りませんでした。
人間の目って、垂直・水平に対して多くの情報がある方が、詳細な映像だと感じるんですってね。

時計の長針が、0分 or 1分とか、14分 or 15分など、垂直・水平に近い状態だと、微妙な違いも見分けられるけど、 7分 or 8分のような斜めだとどっちか見分けにくいというわけです。 いまさらながら感心してしまいました。

その他にも、人間の特性を考慮して決められる技術はいろいろありますよね。

人間の目は緑に敏感なので、16ビットで RGB を表現するなら、5:6:5ビットにするとか。 輝度の変化に比べて、色の変化には鈍感なので YUV は 4:2:2 にするとか。 映像や音声データの圧縮で使われる DCT (離散コサイン変換)で、人間が高周波は判別できないことから、そのあたりの情報を落としてるとか。

今まで特に意識したことなかったのですが、技術って人のために進歩してるんだなぁ…って改めて感じました。 (もちろん、その他のもののために進化してる技術もたくさんあるでしょうけどね)

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/82814/12868936

この記事へのトラックバック一覧です: 人のための技術:

コメント

CCD/CMOS を研究中とのことですので(既にご存知かもしれませんが)
本記事タイトルにちなんだ派生情報です。

SONYのハイビジョン・ハンディカムのHC-3も、
FUJIのハニカムに似たような、配置で受光量を上げてるんですが、
もう一個、ニンゲンの目の特性に着目した工夫があるようです。

http://www.itmedia.co.jp/anchordesk/articles/0605/22/news007_3.html

http://arena.nikkeibp.co.jp/rev/20060306/115707/index2.shtml


投稿 (木公) | 2006.11.30 03:04

おぉ、クリアビッドすね。最近の SONY製カメラに搭載されてますね。
なるほどー、G:R:B = 6:1:1 なのか。それは知りませんでした。

45度配置などは、フジがいろいろ特許持ってるんじゃないか、と思うのですが、SONY はフジ開発のCCDを製造してる(?)こともあって、仲いいのかな?

ところで CanonのHDVカメラ HV10 を触ってみましたが、発色が良いし、1920 CMOSセンサの恩恵か、とても精彩感のある映像でいい感じでした。
パナの HDC-SD1 といい、まったく、物欲を刺激してくれます。(笑)

投稿 シミー | 2006.11.30 12:35

コメントを書く